お正月だよWeb系エンジニア〜2018年の個人的ToDoリスト
あけましておめでとうございます。気づけば正月三ヶ日が過ぎようとしていますが、新しい年がスタートしたので早速今年やることリストをまとめてみます。大晦日に技術トピックスをふりかえって終わった のでその続きです。
改めてモバイルアプリ開発に向き合う
2017年のふりかえりにも書きましたが、モバイルアプリ関連は色々動きがあったので今年もしっかり動向を追いかけたい。
Ionicを使ってみる
Cordova関連の技術は以前からあるもので個人的にも既に使ってきた技術ではあるが、近年また注目されてきているように感じている。特にIonicはJSフレームワークと合わせて使う事ができてフロントエンド技術も抑えることができるしPWAにも対応している。関西でも昨年何度か勉強会が開催されていて学習機会も豊富にありそうだ。
これまではモバイルアプリを専門としていないエンジニアが手軽にモバイルアプリを開発できてマルチプラットフォームに対応できる点が重視されてきたが、個人的にはWebとモバイルアプリの垣根が下がってきている状況に注目しており、その動向を追いかけるための手段の1つと捉えている。
Kotlinを勉強する
Kotlinはいよいよv1.0が出ると話題になった頃にサンプル的にAndroidアプリのコードを書いたきりなので改めてコードを書いてみたい。AndroidはもちろんサーバサイドKotlinも事例が増えてきているので自分でコードを書いて抑えておきたい。
Swiftの勉強をする
これは今更ではあるが、これまでAndroid中心にモバイル界隈の技術に触れてきたためSwiftを使ってこなかった。しかしモバイルアプリ開発の技術動向を追いかけると言っておきながらiOS関連を無視するというのは片手落ちな感じがするので避けずに使ってみようと思う。
息をするようにクラウドプラットフォームを使う
AWSにしろAzureにしろ、もはやいくつサービスがあるのか誰もわからない状況になってきている。このままだと必要な時に必要なサービスを使おうと思っても、選択肢が多すぎてどれが適切なのかすらわからない状況にもなりかねない。
昔はよく先輩エンジニアにWeb系エンジニアもある程度インフラの知識が必要なので自宅サーバーなどを構築して普段からLinux環境に触れておくと良いというような事も言われてきたが、同じ論拠に立つなら今やそれは自前でサーバを持つだけでは不十分だろう。
幸いなことに大手のクラウドプラットフォームも一通りのサービスが出揃って競争が激化しており、試す機会は豊富にある。昨年刷新されたIBM Cloudでは期限無制限で無料で利用できるライトプランなども出てきている。
ただ、あまりにもたくさんのサービスがある状況で1つ1つを順番に使ってみてもキリがないので、作りたいモバイルアプリのために必要なサービスを選んで使うなど、アプリ主導でクラウドプラットフォームを使うのが良いと考えている。
Scrumを体系的に学習する
これまでもネットや勉強会で得たアジャイル的なプラクティスを様々な場面で使ってきたものの、自分の周りも含めてその手法や理論を理解できて実践できそうなものだけをつまみ食いしてきた感じだった。しかし昨年は ryuzee さんの スクラムトレーニングを学ぶ機会 があって基礎からしっかり取り組む基盤ができた。このタイミングでしっかり基礎を復習したうえで実践に活用したい。幸いなことに関西でもアジャイル系の勉強会はわりと頻繁に開催されていて、去年も色々な手法を学ぶ機会があった。
今年はまず書籍で体系的に復習しつつ上記のような勉強会で理解を深めるようにしたい。取り掛かりとして年末からScrum Boot Camp The Bookとエッセンシャルスクラムを読書中。
- 作者: 西村直人,永瀬美穂,吉羽龍太郎
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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エッセンシャル スクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド (Object Oriented Selection)
- 作者: Kenneth Rubin,岡澤裕二,角征典,高木正弘,和智右桂
- 出版社/メーカー: 翔泳社
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その他注目していること
以下は次点として動向を見守りつつ、必要に応じて何か取り組みたい。
エンジニアとしてUI/UXを考える
昨年参加したDevLove関西のイベントでエンジニア系の勉強会の中でもUI/UX系の話題が注目を集めていた。デザイナーとエンジニアの連携をより強化していくことの重要性が高まってきているのだと感じている。
Deep Learning系ライブラリ・サービスを使う
年末にふりかえった通り、専門外のエンジニアでも使えるライブラリやサービスが増えてきているので使う側としての知見を増やしたい。
Webの入り口としての音声応答を考える
Amazon Echoも春までには一通り行き渡ると思われるが、スマートスピーカーが普及し音声応答がWebサービスの入り口として定着したその先で我々エンジニアがどのように関わるのか考えておきたい。
ブロックチェーン技術に触れる
仮想通貨の話題ばかりが先行しているが、技術としても活用事例が増えてきておりWebとの連携も不可欠なので機会があれば使ってみたい。
2018年の技術動向参考情報
毎年恒例だが、ガートナーなどが今年の技術トレンドを発表している。これらを参考に2018年のToDoリストをピックアップしてみた。技術の移り変わりの激しいこの業界で1年間のToDoリストがどれだけ信憑性があるのかと言われると反論が難しいところではあるが、まあ新年の嗜みのひとつということで。今年もよろしくお願いします。