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レディオキャットハテナ

【勉強会メモ】スクラム道関西 第99回定例会(オープン・ジャム)

scrumdo-kansai.connpass.com

  • 日時:2018/01/24(水) 19:00 〜 21:00
  • 場所:株式会社リアズ

今年はスクラムをしっかり勉強するぞということで、実際にスクラムをしている人の話を聞いてみようと思い、参加してきた。あまりメモを取っていなかったので、家に帰って思い出してみて特に印象に残っていることをまとめます。

進行

進行の中でも様々なファシリテーションの手法が使われていて、これ自体もスクラムの現場に応用するための実践的なワークショップになっていてとても参考になった。

ワールドカフェ

  • 数人のグループを作って時間を決めて話し合う
  • 時間が来たらグループのメンバーをシャッフルして繰り返す

参考

ワールド・カフェとは? | ワールド・カフェ・ネット

ダイアログ

  • 議論ではなく対話で相互理解を深める

参考

わたしたちの中での「対話」とは? | ワールド・カフェ・ネット

ドット投票

  • みんなで話したいテーマを付箋に書き出す
  • 話したいテーマに1人ずつドットを付けて優先順位を決める
    • 例)一番話したいものに3つ、2番目が2つ、3番目が1つのようにドットを付ける

参考

ドット投票 | OUR FUTURES

親指の合図

  • テーマについて時間を決めて話をして時間が来たら対話を続けるか次のテーマに移るかを親指の合図で決める
  • 親指を上に向ける:対話の内容に満足。充分対話できた。
  • 親指を横に向ける:どちらでもない。特に主張しない。
  • 親指を下に向ける:もっと対話したい。いくつか質問がある。

参考

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Teaching Toolbox: Differentiation Strategies

学んだことや気づき

課題解決力の育て方

  • 現実と理想のギャップを認識してもらう。
  • 論理的なアプローチばかりではなくコーチング的アプローチも有効。
  • そもそも課題と認識していない場合も。
    • 現状で満足させない。理想を認識させる。

デイリースクラム

  • 課題を議論する場ではなく課題に気づく場にする
  • チームが課題や不安な雰囲気になることが大事
  • ニコニコカレンダー

調査タスクなどボリュームが見えないタスクを進める工夫

  • 時間で区切る
    • 調査タスクはハマるとキリがない
    • 時間内で新たに課題が出てきたら計画を見直す
  • ペアワークしてみる
    • 一人だと考え込んで時間を無限に使う
    • 人に話を聞いてもらったら意外と光が見えることがある
    • 経験が少ない場合は熟練者と組んで調べ方や時間の使い方を学ぶ
  • ポモドーロテクニックを使ってみる
  • 調査手順をまとめて先にレビューしてもらう

スクラムを学ぶ時に読む本

  • 「エッセンシャルスクラム」や「アジャイルな見積りと計画づくり」など体系的に整理された本で読書会をしてみると良いかも
  • 体系的な知識は本で得て実践は自分たちで考える

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

参考

d.hatena.ne.jp

スクラムマスター初心者の心得

  • ふりかえりのファシリテートが大切
    • チームの課題を把握し改善アクションを実行する
    • KPT
      • 実践している現場は多い
      • 改善してもしばらく経つと元に戻ることがある
      • 改善したらKに移動し数スプリント経過観測してから項目を消す(何サイクル観測するかはチームで決める)
  • 妨害リスト
    • チームから出てくるのが良い状態
    • スクラムマスターに妨害項目を出されてもメンバーは嬉しくない