【勉強会メモ】スクラム道関西 第106回オープン・ジャム
- 日時:2018/06/06(水) 19:00 〜 21:00
- 場所:株式会社タンバリン
この勉強会はスクラムをやっている(やりたい)人がお互いにテーマを持ち寄ってみんなで議論する場です。毎回様々な話を聞かせてもらえてとても勉強になります。なお、以降にまとめたメモは、私自身のメモとしてその場で出てきた様々な意見をもとに個人の解釈でアレンジしてまとめているため、実際の議論の趣旨や発言の意図とは異なるものがあるかもしれません。
スクラム導入の効果について
- スクラムがうまく回せている状態とはどういう状態かを考えてみる
- なぜスクラムを採用しているのか(したいのか)の問いでもある
- 何を改善させるためにスクラムを選択したかによって、どんな計測をしてその効果を測るかが異なる
- すでにスクラムを始めているチームの場合、スクラムマスターはそれ(スクラムを採用している背景)を知るために努力するべき
※家に帰ってネット上で事例を追いかけてみるとQiita Teamがスクラムを取り入れるにあたって期待した効果とその状況についての記事を見つけた。
この事例ではチーム状況の可視化とチームの一体感を期待してスクラムを導入している。
スクラムは楽しいのか
- スクラムの定義には人を幸福にするような要素はない
- 近年はアジャイル界隈全般で幸福を扱う傾向がある
- Management 3.0 などの影響によるイメージはある
- Modern Agileでは4つの基本原則の中で「人々を最高に輝かせる」という定義がある
- スクラムのフレームワークの特性が楽しみにつながる可能性
- 短期間で改善サイクルを回せる
- プロダクトにコミットすることが求められることによる意識向上
- WFのような計画主義的なプロセスで決められたことだけ集中してやりたい人もいるので楽しいかどうかは人それぞれ
※事後メモ:よく言われるメリット・デメリット
- 近年では大学などでもスクラムを取り入れて学生に開発の楽しさを教える事例が増えている
www.slideshare.net
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※事後メモ:スクラム自体が楽しいかどうかはわからないが楽しくする要素やプラクティスを採用できるフレームワークであるとは思う。
スプリントレビューのやりかた
- ステークホルダーだけでなく直接関係ない社員も含めて50人くらい集めてやる事例(⇒見てみたい)
- いろんな人からフィードバックを得られるメリットが大きい
- インタビュー形式で質問者を指名したら参加者が減った
- POへの報告会のような形式になりがち(スクラムガイドの定義によるとPOに対してレビューするものではない)
- ステークホルダの発言力が強いとPOが前向きにレビューに参加できなくなる場合がある
- POとの関係性は重要
※スクラムガイドの「スプリントレビュー」
スプリントレビューとは、スプリントの終了時にインクリメントの検査と、必要であればプロダクトバックログの適応を行うものである。スプリントレビューでは、スクラムチームとステークホルダーがスプリントの成果をレビューする。(中略) インクリメントを提示することで、フィードバックや協力を引き出すことを目的とする。
https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf
※永瀬さんの資料がとても参考になる
www.slideshare.net