【読書メモ】たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法
- 作者: 原邦雄
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読もうと思ってストックしてから少し時間が経ってしまったので何だったか忘れたけど何かでオススメされて読んだ本。仕事にしろ家庭にしろ人との関係でほめるという事は意識しないと意外とできていないことが多いですが、ほめる事は思っている以上に価値があるという事を改めて認識できます。ほめる事が苦手な人、思いがけず人と衝突したり疎遠になってしまった経験のある人は一度読んでみると良さそうです。逆に体系的な知識やコーチングのような技術的な事例を期待しているならもっと専門的な本を選ぶほうが良いでしょう。とはいえ、タイトルに興味を持ったなら読んだほうが早いぐらい読みやすくサラッとあっという間に読めます。
誰もが「認められること」に飢えている
なぜほめるかという点について作者は次のように述べています。
人はほめられるために生まれてきた
背景となる理論として重要なのは以下の理論です。これはアメリカの心理学者「ウィル・シュッツ」が提唱したものです。
自尊心の3大欲求
- 自己重要感⇒ありがとう
- 自己有能感⇒すごいね、成長したね
- 自己好感⇒好き、好感が持てる
「ほめ言葉」のポイントと効能
本書ではこれらをベースとした「ほめ上手になる12の法則」について書かれています。
4つのポイント
- 存在を認めてあげる
- 自分の翼で飛べるように育ててあげる
- 根っこに水をあげる
- ほめっ放しにしない
4つの効能
- 成長が予測を上回る
- とびきりの笑顔を見られる
- 自分の気持ちを表現するようになる
- 自分を律する
相手軸
ほめるうえで最も重要だと思ったのがこの言葉です。「ほめる」というのは手段であり相手の立場や気持ちになって深く理解するということが本質であると言えます。
- 主語を「自分」から「相手」に変える
- 相手がほんとうに大切に思っていることを、自分も大切に思いながらほめることが重要
- 行動をほめる
人をほめたければ、まず「自分ほめ」から
まず自分をほめて自分の中をプラスの感情で満たすことも大切だと述べられています。 マインドフルネスなどについても少し触れられています。