【勉強会メモ】スクラム道関西 x 楽天 スクラム Meet up
- 日時:2019/04/20(土) 14:00 〜 19:30
- 場所:楽天大阪支社
今回のMeetupはスクラムの知識を深めるワークショップ、楽天さんのスクラムの取り組みを知る会、いつもの OST(オープン・スペース・テクノロジー) の3本立てでした。
マシュマロタワー
おなじみのワークショップです。
Build a tower, build a team | Tom Wujec
楽しかったですが、こういう工作的な作業が得意な人がいるかいないかでだいぶ違う気はします。私達のチームはあまりうまくいかず、悲しみの残骸が横たわる結果となりました…
セッション
楽天さんのセッションが2つありました。
スクラムとパッション
スクラムとパッションは成功の重要な要因
スクラムの悩み
興味を持っても
- どうすればいいかわからない
- 自分ができない
- 途中で諦めてしまう
パッションにスクラムを足してみた
クイズのプレーヤー
- 興味を持つだけでなく熱心になる
- 成功の法則
- 目標を決めてそれに向けてアクションプランを立てて実行する
パッション
現実に縛られずに物事を成し遂げる情熱を持つこと
- プランニング…必ず数字化
- 個人のタスクもスクラムで
- 遊びもタスクに
短い間に爆発的に成長できた
スクラムにパッションを足してみよう
メンバーが持っているパッションをスクラムに足してサービスの改善に向ける
アクション
- 心理的安全な基盤にする
- 楽しい基盤
- マネージャを抜いたSlackチャンネル
- チームが発言しやすい環境
- チームの独自の文化をつくる
- ランダムに2つの3人組を決める
- 3人組でタスクを洗い出してスケジュールを作成する
- 2つの3人組で競い合う
- チャレンジングなスプリント目標を立ててみる
- 3週間かかるタスクを1週間でやるとPOに宣言してみる
- もっと効率的に仕事できないかを考える
- モブプログラミングなど新たなプロセスを導入
- 改善に課題も見つけやすくなる
- 自分のサービスのユーザーになる
- 偽の出版社を設立して好きな本を登録する
- セールスデータを生成して売上を出版社に反映
- 今月セールスが一番大きい表彰してみる
- サービスの改善や進展への興味を沸かす
- 成功事例をつくっていく
- みんなでやることとやりかたを決めて一緒に成し遂げる
- チームが同じ方向に向けて個人の成長とともにサービスの改善にもつながる
サーバントリーダーシップが起こす組織の"覚醒"
超訳サーヴァント・リーダーシップ
- 傾聴
- 共感
- 癒やし
- 気づき
- 説得
- 概念化
- 先見力
- 執事役
- 人々の成長に関わる
- コミュニティづくり
思っていること
明確な期待値と的確なサポートで個人・組織をサンドイッチにして永遠を成長(覚醒)させる
2016年
- チームがバラバラ
- トラブル続発
- 主体性ない
マネージャとしてまずやったこと
1on1
- メンバーがどんなことを考えているのか
- 抱えている課題はなにか
- どのように解決すればよいか
マイクロマネジメント
- 自分が課題と感じたところに対し細かく指示
- 自分が解決までもっていってしまう
- メンバーの主体性を奪っていたのは自分だった
グループディスカッション
- 傾聴したものをベースにみんなで話す場
- 全体性で包み込む
⇒メンバーに主体性が生まれる
2017年 Big Project
- 主体性を持ったメンバーは計画を立てて実行にうつしていくのだが…
なぜ?
- 放置
- 実力にみあわない計画
自身の覚醒
- 期待値を明確に
- サポートを的確に
テックリードにまかせていた
- テックリード退職
- 残ったメンバーでの対応
- メンバーに直させるのではなく、気になることをツッコむ
- メンバーがツッコまれたことをチェックリスト化する
- トラブル減少
- チームが1つに
2018年…組織が安定していたが…
- 主要メンバーが相次いで退職
- 一気に崩壊の危機
サーバントリーダーとして彼らをどう支えたのか?
- あるべき姿の構築
- 今やるべきことの整理
- それに向けて何ができるのか
残ったメンバーだけで無事に乗り切った
- なぜ?問題が起きたか?
- リーダーやマネージャの日々の行動を移す鏡
サーヴァントリーダーへの問い
- 期待は明確に伝わっていますか?
- 差を埋めるためのステップを明確にできていますか?
- 相手の答えを引き出せていますか?
- メンバーはよくあなたに相談にきますか?
- 成果を定期的に振り返っていますか
- チームみんなで議論する場を作れていますか
- ときには厳しい意見を安心して投げかけることができますか?
OST
最後は参加者それぞれが出したテーマについて話をする場でした。詳細は割愛しますが、土曜の午後を使って集まっただけあってとても密度の濃い議論ができて充実した時間でした。
内容が気になる方は、ぜひ2週間に1回開催している オープンジャム へ参加していただければと思います。