【勉強会メモ】現場で役立つ1on1の原則
- 日時:2019-08-30(金)19:30 - 21:30
- 場所:Sansan株式会社 関西支社
現場で役立つということで実践形式のワークショップが豊富な内容でした。1on1は定期的に実践して試行錯誤しているところですが、感想としては1on1は1対1のふりかえりに近い形式が理想なのかもしれないということです。チェックインで始まるあたりが特にそう感じました。
現場で役立つ1on1の原則
昨年東京で行った、「 DX: Developer Experience (開発体験)が良い環境づくりとは? 〜VPoEのリアルなお仕事〜 」がベースとなっているとのことです。その時の資料がこちら↓。
- 会社/組織
- チーム
- 個人
個人に対するアプローチは1on1ぐらい?
過去の経験
- ルールや枠組み、仕組みをつくるだけでは個人まで浸透しなかった
- 個人をベースにした仕組みを作ったほうが良いのではと感じている
ソフトウェア開発はチームスポーツ
個人のチカラと成長をベースによりよいチームを作っていくために 1on1が有効
「すぐできる」原則
1on1は何のためにやるか?
例)Yahooの1on1
- 経験学習の促進
- 才能を解き放つ
ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
- 作者: 本間浩輔
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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原則1:1on1を行う目的を明確にする
組織の成長のため
- 課題の把握と見えるか
- 個人の成長支援
- 個人の自主性を高める
目的を言語化する
- やる目的
その回(1時間)の目的
結構準備していない
- それで効果が最大化できるか?
準備が大切、明日からでもできる
原則2:1on1で目指す状態(目標)を準備する
- 目的⇒何をするか?
- 目指す状態を考えてそのために何をするか、何を質問するかを準備する
- 例)Aさんが楽しかったの言える状態を目的として何をするか考える
5分でも準備時間を撮って言語化するだけで効果が全然違う
- 目的と目標はできた
- 具体的に何をやるか?
具体的に何をやるか?を準備する
1on1前
- 自分:1o1nの準備
- 相手:やる前に依頼⇒話したいテーマなど
原則3:オープニングでモードを切り替える
1on1オープニング
- 普段の仕事モードから自分たちの時間モードへ切り替え
例)チェックイン
- 今の気分は?
- 今の状態を確認するだけでも気持ちが切り替わる
- 雑談から始めても良い
チェックイン
- ふりかえり
その1on1の目的やゴールを握る
基本的に1on1する側がコントロールする
原則4:相手が決める
1on1は問いからはじまる
意見を押し付けていませんか?
- 相手は質問されると気付きが出てくる
- 質問する側の会話は2,3割が良い
質問のプロセス
質問により思考の空白を作る
今まで考えたことの無いことを考えてもらえるような質問が理想
「自分で決める」が大切
- 自分で決めると実行できる
- 自主性を高める
- 達成する確率が上がる
質問が苦手な人は枠組みを作る
- 例)KPT
- KとPを質問してTを決めてもらう
原則5:1on1をふりかえる
1on1クロージング
ふりかえり
- 1on1についてのフィードバック
- 自分にとってどうだったか
- この時間がどうだったか
- 指で点数をつける
原則6 準備と振り返りを記録する
- 1on1後の振り返り
- 目標を達成したか
- 次への改善点
準備とふりかえりが無いと
- ただしゃべって終わる
- 一貫性が無い
- マンネリ化
- シートに書いておく
- 意外と覚えていない
原則7:相手の可能性を信じる
やり方とあり方
- 態度が相手に伝わる
- 相手に対する解釈、思いが相手に伝わる
- ピグマリオン効果
- 相手に期待すると期待通りになる
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原則8:相手に関心をもつ
- 部下のモチベーションは上司から寄せられている関心に比例する
- ポジティブであろうがネガティブであろうがフィードバックが大事
関心の行動
- 話しかける
- 感謝する
- フィードバック
相手への好奇心を持ち、頻度を上げる
- チャットなどで頻繁にやりとりするだけで相手が変容
まとめ
- 準備と振り返り
- 原則1〜6
- あり方
- 原則7,8