【勉強会メモ】スクラム道関西 第112回オープン・ジャム
- 日時:2018/10/24(水) 19:00 〜 21:00
- 場所:株式会社リアズ
久しぶりにオープン・ジャムに参加してきました。いろんな人のスクラムの取り組みや抱えている課題が聞けて、議論に加わることで自分の理解度も改めて確認できるのでとても勉強になります。
オープン・ジャムではそれぞれが持ち寄ったテーマについて議論しますが、そのテーマや議論の内容はその場にいないと伝わらない部分が多いので、ここではあくまで私自身が得た気づきや特に気になった部分だけを切り取ってまとめています。
POの役割やチームでの動き方について
- POは半分は内向き(開発チーム)、半分は外向き(ステークホルダー)に行動する
- POがちゃんとできているか気になるなら開発チームに聞いてみる
- POが不安を抱えていて開発チームからフィードバックが得られないならスクラムマスターが何かしないといけない
バックログに”やらないこと”を定義することについて
- 開発チームがバックログに書いていない機能を作り込みすぎる場合にPOが"やらないこと”を定義することがある
- そもそもバックログに細かく定義しないといけない要因を考える必要はある
- チームの熟練度や認識の共有レベルにも依存
- バックログ個別ではなくチームの共通ルールとしてワーキングアグリーメントで定義する場合もある
スクラムマスターの育成
- やりたい人がいないかチームに聞いてみる
- スクラムに興味がある人がやるべき
- ファシリテートを当番制にする
- 外部のコーチを入れる
スクラムマスターの1日
- 明確な役割や決まった活動はない
- スクラムができているか気になるところを指摘する
- チームのひとり一人の発言や表情、行動など全てを観察する
- 兼任だとこれらを全て拾えない、見落としがち
スクラムマスターの成果アピール
- 周囲に成果を示そうとするとチームの成果になりがち
- 越境して他部門や経営陣に切り込む
運用系タスクのPBI
- 割り込み業務はスプリント計画時にあらかじめ見込んでおく
- 開発業務に比べて定型業務をスクラムでやることにモチベーションを保つのが難しい面がある
- 属人化している業務の改善、効率化、自動化などふりかえりでアクションを出せる要素は運用系タスクにもあるはず
ふりかえりのYWT
- 手法の1つなので使うかどうかはチームの状況による
- KPTと比較して仮説検証型のプロジェクトで効果が得られやすい
- 研究開発のプロジェクトなどで向いている?
- KPTはシングルループ学習、YWTはダブルループ学習
- やったことからわかったことを掘り起こして、わかったことから次にやることを掘り起こす
- 最初に出た意見からイメージが飛躍したアクションや全く違うアクションが出やすい