【勉強会メモ】【大阪】今日から始めるIBMクラウドサーバレス(Apache OpenWhisk )ワークショップ
日時:2017/11/28(火) 18:30 〜 21:00
場所:さくらインターネット株式会社 本社
今回はハンズオンの勉強会。IBM Cloudは触ったことがなかったので参加してきた。が、またしても遅刻して冒頭の概要説明はほとんど聞けなかったので自己補完します。
OpenWhisk
OpenWhiskはIBM Cloud(旧Bluemix)のサーバレス実行環境。用語がややこしいので整理する。
- IBM Cloud
- Bluemix
- 元々IBMが提供していたPaas。今月IBM Cloudへ統合 された。
- OpenWhisk
- サーバレス実行環境。2016年2月にBluemixの新サービスとして発表すると同時にApache 2.0のOSSとしても公開 した。
openwhisk.incubator.apache.org
競合の同列のサービスとしては以下が該当する。
OpenWhiskの特徴はオープンソースであること、Swiftに対応していることなどが挙げられる。
対応言語は上記のSwift以外に、Node.js、Java、Pythonなど。また、Dockerにも対応している。
ハンズオン
GitHubに公開されているテキストを用いてIBM Cloud FuncsionsのCLIを使ったハンズオンを実施。
所感
時間の関係で他と正確に比較できるほど深くは触っていないが、基本的な事をやる分にはコマンドが違えどできることに大差は無い印象。
少し気になったのはCLIからログインした時にリソース・グループが設定されていないエラーが出て認証に失敗したケースがあった。リソース・グループというのがどうも最近できた機能のようで、明示的に指定するとかあらかじめ設定するなどの対処が必要だった。このあたりはどちらかというとIBM Cloudのプラットフォームがまだ機能が強化されていく過程にあって、扱う上ではやや不安定な印象はあった。動作するプログラムの実装には関係の無い話ではある。
IBM Cloudの特徴として今月(2017年11月)からライトアカウントというのが開始され、一定の条件内であれば無期限無料で利用できる。一定の条件というのは以下のような内容。
- 10日間 開発なしでアプリを自動停止
- 30日間 活動なしでサービスの自動削除
- 地域に「米国南部」を選択を行う必要があります
条件が守れるなら個人で何か小さなサービスを開発してみる分には活用できるかもしれない。今回のハンズオンもライトアカウントで使ってみたが特に不自由なく使うことができた。