ネーミングと権限委譲そして瞑想
チーム内の取り組みについて。omoiyari.fm のエピソードの中で3つほど重要だと感じた事をおさらいしてまとめた。
ネーミング
名前を付けるだけで仕事のモチベーションが全く変わる。エピソードの中で紹介されたのは以下のようなネーミング。
Re:birth
:改善チームInpact
:攻めの施策nakama プロジェクト
:新卒チームの取り組み
もちろん、それぞれ意味があってメンバーが愛着を持てる名前であることが重要だと思う。何日もその名前を呼びながら仕事をするのだから、名前1つでも向き合い方は大きく変わってくるものだろう。
デリゲーションポーカー
権限委譲はチームにとって大事だが非常に難しい。権限委譲は0/1ではなく、Step by Stepのプロセスであり、コンテキストに依存している。権限を移譲する側と移譲される側の認識のギャップを明らかにして共有レベルを高めていくことがチームにとって重要。
Management 3.0
の Delegation Poker は7段階のカードを使い、事前に用意した業務エピソードに対して、あなたはどのレベルまで権限を移譲する(される)か?という問いかけをチーム全員にする。
- 指示する :管理者として意思決定を行う。
- 売り込む :意思決定についての人々を納得させる
- 相談する :決定する前に、チームからの意見を得る
- 同意する :チームと一緒に決定を下す
- アドバイスする :チームによる意思決定に影響を及ぼす
- 問い合わせる :チームの決定後のフィードバックを求める
- 移譲する :特に影響を及ぼさずチームに任せる
全員で同時にカードを出した時、最高レベルの最小派の人は行き過ぎた移譲判断をしたことになるためポイントが得られない。なぜそう判断したのかをチームで共有しつつ、このゲームを繰り返し行っていく中で、より多くのポイントを獲得し、チームがより高レベルの権限委譲が行えるように認識レベルを高めるゲームである。
Ryuzeeさんのブログが参考になる。
マインドフルネス
同じく、 Management 3.0
の 12 Steps to Happiness の中でも Meditate
のところで紹介されている。
瞑想してマインドフルネス(心を満たす)習慣を取り入れましょうという話。
www.slideshare.net
2016年に放送されたNHKスペシャルのシリーズ「キラーストレス」の中でマインドフルネスのやり方が紹介されている。
- 背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座り、目を閉じる
- 呼吸をあるがままに感じる
- わいてくる雑念や感情にとらわれない
- 身体全体で呼吸するようにする
- 身体の外にまで注意のフォーカスを広げていく
- 瞑想を終了する
これを10分〜15分で行う。
正直なところ仕事中に瞑想について考えたことはあまりないが、モチベーションや心理的安全性が注目されてきている昨今では瞑想して心を落ち着かせるという習慣も重要なのかもしれない。