Google I/O 2018 Developer Keynoteメモ
報告会に参加してきたので復習も兼ねてDeveloper Keynoteだけでも一通り確認しておいた。毎年のことながら、これが触りだけで本編のセッション動画は150以上あるというのは本当にすごいイベントです。真面目に全部観たらそれだけで来年のI/Oまでかかりそう。
Developer Keynote
Android
- Kotlin
- 35%の開発者がKotlinを使っている
- Android App BundleとDynamic Delivery
- アプリサイズが大きくなるにつれてコンバージョン率が低下
- 端末に必要なリソースだけをインストールすることでサイズ削減
- Linkedin 23%、Twitter 35%の削減
- Android Studioから設定
- ビルド時にAPK作成ではなくAndroid App Bundleという新しいオプションを指定
- Google PlayにKeystoreを登録
- Google Play Developer ConsoleのApp bundle explorerでアプリサイズの削減率を確認できる
- Google Play Instant
- ゲーム開発者向けのインスタントアプリ(お試しアプリ)開発
- Candy Crush Saga が利用可能になった
- インスタントアプリ作成を簡単にするためにUnity プラグインと Cocos クリエータとのベータ版統合
- Jetpack
- 昨年のI/Oで発表したArchitecture Componentsとサポートライブラリを統合した新しいコンポーネント
- ライブラリとして提供
- 4つのカテゴリ:Architecture,Behavior,UI,Foundation
- WorkManager, Navigation, Paging, Slices, Android KTXの新しいコンポーネント
- Android Studio 3.2からNavigation Editorで視覚的に設定
- Android Studio 3.2での開発スピードアップ機能
- Android Slices
- 動的でインタラクティブな表示のUIテンプレート
- Android Things 1.0発表
- 会場のおみやげにKit提供
参考
Assistant
- Action Links
- Google Assistantアプリの特定のActionへのリンクを生成
- Action Consoleから作る
- Implementing Account Linking | Actions on Google | Google Developers
- Action Notifications
- アプリをActionにリンクするとアプリがインストールされていなくても通知される
- Routine Suggestions
- Actionをルーチンに追加する
- 出勤中に渋滞を確認しながらスターバックスでコーヒーを注文しニュースを聴ける
- Built-in Intent
- 組み込みのIntentによって明示的に要求しないでもアプリを見つけられる
- 数百のbuilt-in intentを数ヶ月中に提供
参考
Web
Make the platform more powerful
Make web development easier
- PWA
- WebAssembly
- 主要ブラウザがサポート
- AutoCADは35年前のコードがWebAssemblyで移植されて動いている
- Lighthouse
- Version 3.0発表
- より細かいパフォーマンス計測ができるようになった
- AMP
- AMP化によって36%収益増
- Web Packaging
- AMPのキャッシュではなくオリジナルのURLを表示するための仕組み
- Improving URLs for AMP pages – AMP
- Chrome OS
- 開発者向けのサポート強化
- Linuxアプリが動くようになった
- Android Studioも近々動くようになる
参考
Material Design
- 従来のMaterial Designの問題
- 異なるブランドのデザインが似てしまう
- マテリアルデザインの理解が強く求められる
- Material Theming
- Material Designをメジャーアップデートさせた
- カスタマイズされた体験を提供
- Material Theme Editor
- Sketchのプラグイン
- Material Gallery
AI
- Cloud TPU
- クラウドTPUへのアクセス
- g.co/cloudtpu
- Cloud Text-to-Speech
- 32の音声(多言語対応)
- Dialogflow Enterprise Edition
- Cloud Text-to-Speechが利用可能
- Cloud AutoML
- クラウド上でモデルの生成を自動化
- 現在はイメージの学習、将来的には他にも使えるようにする
- TensorFlow
- 1,300万ダウンロード
- TensorFlow.js
- JavaScriptの開発をサポート
- TensorFlow Lite
- モバイルだけでなくRasPiでも使える
- ML Kit
Firebase
- 毎月120万のアクティブなアプリが稼働
- Crashlytics
- FabricのCrashlyticsを統合
- Google Analyticsと連携
- クラッシュするまでに何をしたかがわかる
- Firebase Predictions
- ユーザーの行動を分析予測
- A/Bテストで使える
- ML Kit
- パブリックBETA
- Text recognition
- Image labeling
- Barcode scanning
- Face detection
- Landmark recognition
- On-deviceとCloud上で動作する訓練されたモデル
- On-deviceは通信せずに利用できる
- Cloud版はよりパワフルな予測ができる
- TensorFlow Liteのカスタムモデルも利用可能
- 訓練されたバイナリをOn-deviceで利用可能
AR
- ARCore