2019年版プランニングのやりかたと今年やろうとしている事について
年が明けてだいぶ経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年なので今年のプランニングについて書きます。と言っても私の新年の抱負や1年の計画をここにまとめるだけだと、ただの自己満足で終わってしまうので1年の計画のやりかたや、参考にした情報、注目しているテーマなどを紹介したいと思います。
プランニングのやりかた
2017年〜2018年で読んだPDCAノートの本2冊が知的生産の手法としてとても参考になっています。
- 作者: 岡村拓朗
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2017/01/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今年のプランニングは2018年に発売された2冊目の本に書いてある個人の目標のたてかたを参考にしました。
- 作者: 岡村拓朗
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2018/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書の目標のたてかたは、設定したゴールを3つのポイントに分解し、さらにそれぞれのポイントを3つのステップに、それぞれのステップを3つのアクションに分解して日々実践する手法でGPSと名付けられています。昨年も少し実践してみましたが、やってみると目標のたてかたにもコツが必要だと感じます。ブログ記事にもまとめましたが、詳しくは本をしっかり読んで取り組むのが良いです。
もう少ししっかり実践してみたいと感じているので、Google Spreadsheetの「プロジェクトのタイムライン」のテンプレートを少しカスタマイズしてPDCAノートのテンプレートを作りました。興味を持たれたかたは本を読んだうえで使ってみてください。
ちなみにこのブログを執筆時点でPDCAノートは電子版が半額キャンペーン中です(1/7まで)。
今年やること
アジャイルの実践とコミュニティへの還元
2018年はチームで本格的にスクラムに取り組んだ1年間でした。その内容は会社のブログでアウトプットしていますが、今年も試行錯誤しつつ得られたものは積極的にアウトプットしていきたいと考えています。
個人的にも引き続き様々な書籍やコミュニティにお世話になりつつ、理解を深めていきたいと思います。
また、今年最初の大きなアクションがスクフェス2019への登壇です。
たった1年のスクラムの経験でこのような大きなイベントへの登壇にチャレンジするというのは自分でも大それたことだと今更ながら戦々恐々としていますが、最初の1年の経験というのは二度と訪れない貴重な知見でもあるので、お世話になったコミュニティにしっかり還元することで、今後の新たな学習サイクルに活かしていきたいと考えています。
エンジニアリングマネジメントの理解を深める
2018年はエンジニアリングマネジメントにとって希望の光が差し込んだ重要な年と言えるのではないでしょうか。「エンジニアリング組織論への招待」と「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」という2冊によって、それまで多くのエンジニアにとってネガティブなイメージの多い役職であったマネジメントとの距離が縮まったように感じています。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
- 作者: Camille Fournier,及川卓也(まえがき),武舎広幸,武舎るみ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/09/26
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勉強会のテーマで扱うことも増えてきており、EM.fmなどのPodcastも始まって理解を深める環境は整ってきています。
個人的にも2年前に会社の研修でマネジメントやリーダーシップ、企業経営などの本をたくさん読んで知識を得たものの、これらをエンジニアの現場でどう活かしていくか課題を感じながら取り組んでいる段階なので、世の中の動向が自分の課題ともリンクしてきて理解を深めるには良い一年になるのではないかと感じています。
技術テーマの選びかた
昨年末のエントリー でも書きましたが、技術的なテーマを1年のはじめに決めて取り組むのは無理があるので、選ぶのではなく選び方、つまり優先順位の決め方を考えてみます。
毎年恒例のガートナーによる「戦略的テクノロジートレンドのトップ10」は次のようになっています。
新しいものを生みだすよりはここ数年で登場した技術をブラッシュアップして実用性を上げていく段階に来ていると感じます。
同じくガートナー発表の「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」によると、ここ数年登場した技術要素が軒並み幻滅期に突入しています。これを見てもこれらの技術が少し腰を据えて洗練していく段階に来ていることが覗えます。
https://www.gartner.co.jp/press/pdf/pr20181011-01.pdf
Technology Radarを見ても革新的なものというよりは、サーバサイド、フロントエンド、モバイルといったそれぞれの領域で技術をブラッシュアップしていくツールやフレームワークが登場しているように感じます。
こういうフェーズでエンジニアとして何に投資していくかのが良いか、いくつか選択肢があると思いますが、個人的には色々なものを少しずつつまみ食いするよりは、洗練されて出来上がってきたものを検証するようなアクションのほうが良いのではと感じています。また、特定の技術領域に腰を据えてみるのも良いタイミングかもしれません。
個人的には本業のWebであるサーバサイドやフロントエンドの技術を軸として、Webを拡張する目的でのモバイルやAI技術には引き続き注目したいと思っています。
以上のようなテーマで今年も活動していきます。関西のかたは勉強会等で見かけましたらぜひお声がけください。それでは今年もよろしくお願いします。