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レディオキャットハテナ

Developers Summit 2020 関西で「関西的なノリで変化の波をノリこなすチームの取り組み」という発表をしました #devsumi

毎年恒例のデブサミ関西が今年は10周年でした。

event.shoeisha.jp

光栄にもその記念すべきイベントで発表する機会をいただけたので、Scrum Fest Osakaが終わってすぐ準備に取りかかりました。応募した時点でタイトルやテーマが決まっていたものの、45分というガチ濃度なセッションの登壇は初めての経験で、尺に耐えうるだけの内容を練り上げられるか、不安と格闘しながら作り上げました。

The Future Has Come

今年のデブサミ関西のテーマは「The Future Has Come」ということですが、もう少し噛み砕くと「変化」の到来に関するチャレンジをシェアしようということでした。私にとって「変化」はいつも起こっているもので、その波を乗りこなしていくことの難しさを常々感じていたので、関西のチームで変化の波を乗りこなしてきた取り組みを紹介しつつ、関西のエンジニアのみなさんと関西ならではの「変化」に対する向き合い方について考える時間が持てればと考えて応募したのがこのテーマでした。

関西的なノリで変化の波をノリこなすチームの取り組み

細かい内容については会社のブログでレポートする予定なので、今回はタイトルを決めた背景と、事前に行われた撮影の様子をご紹介します。

関西のノリの大切さ

関西のチームで仕事をしていると、「エエやん、それ」とか「オモロそうやん!」とかノリで反応してモノゴトが動き出すことがよくあると感じています。「こんなこと言って大丈夫かな?」とか「こんなことやりたいけどどうだろう?」と思いながら発言した時に、このノリに救われることが何度もありました。このようなノリが変化に対処するために大切なんじゃないか?というのが今回のテーマでした。そして45分の尺に合わせて、私自身がこの9年間関西のチームで取り組んできたことを詰め込めるだけ詰め込んで3つのステップに整理してお伝えしました。自分の経験を話すので自分自身に向き合ってこれまでの経験を整理することにもなり、この準備期間はしんどいながらも貴重な機会だったと思います。

撮影の様子

さて、撮影当日もまたとても貴重な経験をさせてもらいました。

こんな感じでカメラにロックオンされながら

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ロックオンされた様子

こんな感じでスタッフさんに見守られる中で発表をしました。

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スタッフさんに見守られる様子

結局はオフラインイベントのときと同じで、時間が来たら、時間内に発表する、一発撮りです。

途中で私のスマホGoogleアシスタントが、テンパった私の様子に見かねたのか、呼んでもいないのに反応して「こちらが写真です」と何かの写真を提示してくれたようでしたが、全て台無しかと思いきや何事もなかったかのように続行して無事終了しました。本番の動画を見ましたがうまく編集して頂けたようです。編集さんありがとうございます。そして私の空気読めないアシスタントがご迷惑をおかけしました…

プレゼンについて

今回の発表ではKeynoteのアニメーションを積極的に活用しました。オフラインでスクリーンに投影するタイプのプレゼンの場合はアニメーションを多用すると、動きに注意を取られて内容が理解しづらかったり伝わりにくかったりするので、積極的には使わないようにしていました。しかし、テレビのニュース番組などでメインの画面に文字や図をアニメーションで流しながら、ワイプでアナウンサーが解説しているのを見て、同じような形でやってみたら面白いかもと思ってやってみました。手法としてはスクリーンに投影する場合と同じなのですが、演出としてはオンラインならではのアクセントになる気がしました。

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アニメーションつきスライド

プレゼン本

プレゼンはあまり得意ではありませんが、いつも参考にしているのは次の2冊です。プレゼンのしかたというよりも、伝えたいことを整理するうえでの考え方がとても参考になります。

マイクロソフト伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術

マイクロソフト伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術

  • 作者:澤 円
  • 発売日: 2017/08/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

今回は改めて『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』のほうを読み直して挑みましたが、ポケットからiPhoneを出すような驚異のプレゼンはまだまだ自分にはできそうにありません。

ジャンルは全く違いますが、プレゼンに関してはアジア人初のバリスタ世界チャンピオン井崎さんの動画を観て励みにしました。元々コーヒーが好きでこの動画をよく観ているのですが、美味しいコーヒーの淹れ方の落ち着いた説明がとても心地よくて気に入っています。


世界一美味しいコーヒーの淹れ方 〜ワールド・バリスタ・チャンピオン井崎英典が教える6つのポイント〜

実はバリスタの大会では美味しいコーヒーを淹れるだけでなく、その味や自分が作ったコーヒーに対する熱い思いを説明するプレゼンも評価されることを最近知りました。バリスタのプレゼンで世界一と評価された人の動画を観ていたわけなので、実は説明のしかたや話す雰囲気が励みになるというのはあながち間違いではなかったわけです。


2014 WBC Champion: Hidenori Izaki, Japan

そして次の変化の波へ

Scrum Fest Osakaからデブサミ関西まで落ち着く間もなくあっという間でしたが、密度の濃い貴重な経験ができました。機会を頂きありがとうございました。そして、当日申し込んで発表を視聴していただいた方々もありがとうございました。

実は今年もう1本登壇の機会を頂いているので、ちょっと休んだらまた次のチャレンジが始まりますが、ノリでノリこなしていこうと思います。