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レディオキャットハテナ

Agile Japan 2020で 『「中小企業のエンジニアチームを”楽”にする」を目指す組織マネジメントの変わる勇気と変えない勇気』という発表をしました #agilejapan

2020.agilejapan.jp

Agile Japan 2020での登壇の機会を頂きました。ありがとうございます。

変わる勇気・変えない勇気

今年のテーマは「変わる勇気・変えない勇気」です。公式サイトには次のように書かれています。

「変わる」「変えない」部分を大きな勇気をもって見極めていきましょう。

コロナの事を言っているかのようなテーマですが、去年のうちから決まっていて私もこのテーマに沿ってセッション公募に応募しました。幸いにも採択して頂き、5月に登壇予定でしたが、コロナで中止に…しかしその後オンラインで復活することになり、この11/17-18で開催することになりました。コロナの混乱に負けず、オンラインに変えてでも開催する熱意はまさに「変わる勇気」であり、年に1回のアジャイルの大イベントを途絶えさせない思いは「変えない勇気」でもあり、イベント自体がまさに2つの勇気を体現しているものでした。

「中小企業のエンジニアチームを”楽”にする」を目指す組織マネジメントの変わる勇気と変えない勇気

ここからは私自身の今回のセッションに関する覚書的なものです。
今回は内容としてはスクラムフェス大阪で発表したものと同じ時期のチームの取り組みがベースです。元々はアジャイルジャパンが先に開催される予定だったのが、コロナで中止になってしまったため、せっかくなのでアジャイルジャパンに出す予定だった内容もスクラムフェスのスライドに盛り込むことになり、ベースの内容がかぶってしまいました。もちろん、セッションのテーマはそれぞれ異なります。

実践例を中心にする予定だったスクラムフェスにアジャイルジャパンの内容を盛り込んだため、同じベースで切り口の違う内容になりました。しかし、今回は結果的に1年かけてしっかりネタを熟成させた仕上がりになったように思います。

オフィスからオンラインで登壇

今回は平日昼間の開催で、録画配信も選択できましたがリアルタイム配信を選択したため、オフィスの会議室から配信してもらうことにしました。時間が来たらZoomの会議室に入り、画面共有をして発表をすれば配信される仕組みなので、流れ自体は今となっては当たり前となったオンライン会議とさほど変わりません。とはいえ、大きなイベントでの20分間のセッションなので、トラブル無く発表を終わらせるには少し懸念がありました。

  • オフィスの会議室であり、業務時間中
  • 時間に余裕を持って会議室を確保しているとはいえ準備はせいぜい10分程度
  • 大掛かりな機材なども使いにくい
  • 使えるのは会議室の備品と、オフィス内から手軽に持ち込めるモノぐらい

という状況の中で、即席で配信ルームをつくりました。

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会議室から即席でオンライン登壇

ポイントは以下のとおりです。

  • 有り合わせの書籍を積み上げてPC台を載せ、Macのカメラを目線の高さに
  • 会議室のモニタをなるべく目線の向こうに見える位置へ配置
  • セッション中に会議室の外の人が見えると気が散るのでホワイトボードで入り口を塞ぐ
  • 念のため、会議室の入り口には「オンライン配信中なのでお静かに」という貼り紙を設置

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会議室の入り口に張り紙

これなら事前の練習で手順を固めておけば準備も片付けも3分で可能です。前後の時間は普通に仕事していても登壇可能になりました。 ちなみに、写真ではわかりにくいですが、さらに念を入れて当日は以下も対策しました。

  • 機材と通信の安定のためにMacは電源接続必須
  • マイクとヘッドホンも有線接続のほうがトラブルのリスクが少なく無難と判断

みなさん当たり前にやられている(またはもっと良い方法があったりする?)のかもしれませんが、良い知見が得られたと勝手に満足しています。

勇気を持って次のチャレンジへ

この1年で何度かオンラインでの登壇の機会を頂き、このような新しいイベントの流れが生まれる中で貴重な経験を得ることができました。私にとってはアジャイルジャパンがこの1年の締めくくりのイベントでもあり、私自身の変わるもの・変えないもの、それぞれを実感しながら登壇を終えることができました。1年通して自分なりにアウトプットしきれたかなと思い、満足しています。今後もまだまだ世の中は変化し続けると思いますが、この経験を次のチャレンジへ活かしたいと思います。運営や関係者の皆様、貴重な機会を頂きありがとうございました。