【読書メモ】相手を変える習慣力
- 作者: 三浦将
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コーチング関連でたどり着いて読んだ本です。前著も有名のようなので合わせてどうぞ。
- 作者: 三浦将
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2015/11/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また著者のサイトでも関連情報を参考にすることができます。
相手を変える習慣力とは
相手を変える習慣力は、相手を変えてやろうとする意図を減らせば減らすほど、身に付けることができる
まずは自分が変わる重要性が説明されています。
アドラー心理学をベースに、相手を変えようとするのではなく自分自身が変わることの必要性を理解し、コーチングの手法によって相手を受け入れ、承認して自分自身の接し方を変えていき、それによって相手が変わっていく、というのが「相手を変える習慣力」の大まかな流れです。
アドラー心理学
相手を変えてやろうとする意図を減らすほうが良いという説明としてアドラー心理学が引用されています。
幸福の3原則
- 自己受容
- 能力や地位や年収が高いからと言って、自己受容が高いとは限らない
- 他者信頼(所属感)
- 自分の居場所がないと感じる状態があり、自分の居場所を見つけるために、自分を受け入れてくれる場所に身を置こうとする
- 貢献感
- 人への貢献感、「ありがとう!」をいただける喜びは、何よりの強烈な幸福感であると同時に、人間が根源的に求めることでもあります
- 人は人に傷つき、人に救われる
そして、アドラー心理学の「目的論」をベースに相手に接することで習慣を変えられるというのが本書の主旨です。
原因論 | 目的論 |
---|---|
Whyなぜ? | Howどうしたら? |
過去 | 未来 |
ダメ出し | 承認 |
レッテル貼り | 状態を観察 |
勇気くじき | 勇気付け |
防御 | 心を開く |
萎縮 | 潜在力発揮 |
アドラー心理学については「嫌われる勇気」の過去記事も参照。
コーチング
そして、目的論をベースに相手を変えるための具体的な手法としてコーチングの手法をピックアップして説明されています。
コーチングは潜在意識から意識(健在意識)に上げて気付きを起こす
ラポール
まずは相手との関係性をつくるラポールの重要性について述べられています。
特に、本当のラポールとは
まずこちらから相手を認め、相手を受け入れることから始まる
と、その重要性を述べています。
具体的な手法は以下のようなものがありますが、参考情報はたくさんあるので詳細は割愛します。
※参考
メラビアンの法則
人は人の真意を、言葉よりも、言葉以外からのメッセージで感じ取る
これもよく引用される情報ですが、言語情報:聴覚情報:視覚情報は7:38:55の割合だと言われています。
※参考
傾聴
良いコミュニケーションの基本は、上手く話すことではなく、しっかりと傾聴すること
言葉以外の重要性からしっかり傾聴することが重要であるとし、具体的には以下のような行動について説明されています。
- 相手が話しやすい雰囲気づくり
- 笑顔
- うなずき、あいづち
- 繰り返すスキル(オウム返し)
- 相手の話に興味を持つ
- 相手の話を取らない
コーチングについても過去記事がいくつかあるので参照。