【勉強会メモ】1on1を学びたいエンジニアのためのワークショップ
- 日時:2020/01/23(木) 19:00 〜 21:00
- 場所:Sansan株式会社 関西支店
久々の勉強会メモです。主にワークショップ形式だったうえ、スライドも公開されているためあまり参考にはならないと思いますが、メモを残しておきます。
ワークショップのほうはコーチング方式で、コーチ、クライアントと、オブザーバー(横で観察し、後でアドバイスする)の3人1組で5分間の1on1を3セット(3つの役割を交代して1まわり分)やりました。「相手に興味を持ち、話題を拡張する質問をする」というのを特に意識してやってみようということで、実際にやってみると様々な気づきがありました。いろいろな人が集まった勉強会ということで、テーマは自由でどんな仕事をしているか、とか今日はどういう目的で来たのかといった簡単な質問から入って、追加の質問で掘り下げていく流れでしたが、どんどん質問していくと意外な方向に話が向かって「こんな答えをするとは自分も思っていなかった」ということがありました。仕事で1on1をする時は何か成果を出そうと意識するあまり、逆に意外性を生むような掘り下げた質問ができていないのかもしれないと思いました。そういう意味で変に取り繕ったりすることのない純粋な探求心を持った「あり方」というのが大事なのだと感じました。
1on1のやり方とあり方
やり方
- 場・関係をつくる
- 悩みの大半は場作りをしないことからくる
- 安全な場と関係をつくる
その他トピック
- 特に話したいこと無い
- それでもあなたの話を聞きたいという気持ちで
- チェックインからはじめる
- 雑談で始めるのも気持ち悪い場合はテーマを決めてチェックインする
- おしながきをつくる
- 問いかけのリストを用意する
- あらかじめ考えてもらう
- ふせんに書いていく
- ふりかえりやすい
- 瞬発力は下がる
- タイマーを見えるところに置く
- 残り時間が気になるなら最初から置く
- 助けを借りる
- 1on1カードなど
- マンネリ防止
- 毎回成果を求めない
- 相手が変わる準備ができていないと変わらない
どうすればうまくなる?
- いろんなやり方を試す
- うまくいく方法は人によって違う
- 個性を使う
- 魔法のコトバはない
あり方
- やり方の情報はあふれている
- そういう行為を真似してもなかなか伝わらない
- 言葉だけではなく、見えるもの、感じるものから伝える
- スキルは行為ではない
- 相手に伝える影響に名前をつけたもの
あり方を感じるとき
- 暗黙的な「何か」
- 評価とか
- うそ、ごまかし、恐れ
- 隠しているつもりでも伝わってしまう
コーチングの考え方 人はもともと想像力と才知に溢れ、欠けるところのない存在である(NCRW)
好奇心を持ち、可能性を信じる
誰もがBeliefというメガネをかけている - Affares〜出来事 - Belief〜新年、認知、考え方 - Consequence〜気分、感情、感覚、行動
- 囚われ
- 言語化できないけど気持ちがざわつく
- 自己探求
- ”内なる声”に気づき暗黙的なBeliefを探求する
- 他者のフィードバックを受け入れる/取りに行く
- 自己管理
- 内なる声を横においていったん話を聴く
あり方は大切だが訓練も必要、やり方も大切
傾聴できているか?
- 意識の焦点はどこにあたっている?
- 今の自分が相手に与えている影響は?
傾聴のレベル
- 内的傾聴
- 集中的傾聴
- 全方位的傾聴
10分でできる傾聴の練習
- 話をする人、聞く人に分かれて3分間話をする
- 聞く態度
- 言葉選び
参考
ポッドキャストでも語られていました。
7. Engineering Management & Coaching by Sansan Tech Podcast | Free Listening on SoundCloud